フリーランスエンジニアが屋号を付けるメリット|付け方のポイントについても解説
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屋号とは何か
屋号とは個人事業主が付けられる、事業用の名前のことです。法人における会社名が個人事業主の屋号にあたります。
フリーランスのライターが本名ではなくペンネームを使用して活動していた場合、ペンネームが屋号となることもあります。
フリーランスエンジニアが屋号を付ける必要はある?
法的に屋号を付ける義務はないため、必ずしも屋号を付ける必要はありません。屋号なしでも事業されている方は多数いるだけでなく、好きなタイミングで屋号を付けたり、あとから変更もできます。
フリーランスエンジニアが屋号を使う場面とは
フリーランスエンジニアは様々な場面で屋号を使用する場面があります。
請求書や領収書などの書類、また名刺や事業のWebサイトに屋号を記載するだけでなく、開業したことを税務署に届け出る開業届にも屋号を記載できます。このように、屋号は公的な書類で使用することが多いです。
出典:個人事業の開業手続き|独立行政法人 中小企業基盤整備機構
参照:https://j-net21.smrj.go.jp/startup/manual/list6/6-1-2.html
フリーランスエンジニアが屋号を持つメリット
屋号を付けるのは任意であると紹介してきましたが、屋号を持つことはフリーランスエンジニアにとってメリットがあります。ここからは、フリーランスエンジニアが屋号を持つメリットを3つ紹介します。
屋号を持っていないフリーランスエンジニアの方や、今後フリーランスエンジニアになろうと思っている方はぜひ参考にしてください。
- 社会的信用が得られる
- 屋号付き銀行口座を開設できる
- 相手の印象に残りやすい
社会的信用が得られる
屋号を持っているフリーランスエンジニアは、クライアントから税務署に正式に届け出た事業者として判断されため、社会的信用が得やすくなります。クライアントも屋号を見てどのような活動をしているかすぐ理解でき、さらに請求書も屋号で発行できます。
また、個人名で活動するよりも屋号の方が営業をしやすく、仕事が取りやすくなることもあるでしょう。
屋号付き銀行口座を開設できる
屋号を持っているフリーランスエンジニアは、銀行で屋号付き口座を開設できます。
確定申告では事業所得や経費を申告する必要がありますが、屋号付きの事業用の銀行口座があれば、事業所得や経費を簡単に見分けられ、確定申告の手間が少なくなるでしょう。
相手の印象に残りやすい
クライアントに自己紹介の場面で、名前のみを伝えるよりも印象に残る屋号を名乗った方が認知されやすく、覚えてもらえる可能性が高くなるでしょう。
また、名前のみの場合、クライアントの会社に電話をかけた際に取引先と認識されず、電話をつないでもらえないという可能性もあります。
屋号を考える時のポイント
ここからは、屋号を考える時のポイントを紹介します。屋号を付ける際にこれらのポイントを押さえることで、屋号を持つメリットの効果を発揮できるでしょう。これから屋号をつける方は参考にしてください。
- 読みやすさを意識する
- 覚えやすさや検索のしやすさも重要
- 事業内容が想像しづらい屋号は避ける
- 数字やアルファベットを使ってもOK
- 長すぎる屋号は避ける
- 屋号に使えない言葉がある
読みやすさを意識する
前述した通り、屋号は請求書や領収書等の書類に記載したり、自己紹介をする時にも伝えたりする場面が多々あります。
読みにくい屋号を付けると書き間違いや聞き間違いが起こり、書類の修正に手間がかかってしまうことがあります。また、読みにくい屋号はクライアントに認識してもらえないということもあるでしょう。
覚えやすさや検索のしやすさも重要
フリーランスは、クライアントから名前を覚えてもらうことが仕事をいただく第一歩ともいえるため、屋号は覚えやすいものが良いでしょう。
また、仕事の依頼もオンライン経由でということも多々あるでしょう。クライアントが検索エンジンで業者を探す際に、検索されやすい屋号であることも大事なポイントの1つです。
事業内容が想像しづらい屋号は避ける
屋号名から事業内容を想像しやすいものにすることで、自分の専門性をアピールできます。例えば、「〇〇プログラミング」と付けていれば、その事業主が何らかのプログラミングに関する事業をしていることは容易に想像できます。
屋号から事業内容を想像しやすいものにすることで、クライアントから問い合わせがくることもあるでしょう。
数字やアルファベットを使ってもOK
屋号には数字やアルファベットを使用しても問題ありません。ただ、日本人向けに事業を行うのであれば、日本人が読めるものにした方が望ましいです。
好きな単語や言葉だからといって日本人が読みにくい言語を使用すると、毎回、屋号名を確認されたり、間違われたりして屋号を付けるメリットがなくなってしまうこともあります。
長すぎる屋号は避ける
屋号の長さに決まりはありませんが、長すぎる屋号は避けた方が良いでしょう。屋号が長すぎるためにクライアントから覚えてもらえなくなり、仕事の依頼をもらえないということにも繋がりかねません。
屋号に使えない言葉がある
屋号は個人事業に付けるものであるため「〇〇会社」や「〇〇法人」という屋号名を付けることはできません。また、「〇〇証券」や「〇〇銀行」という特定の業種名を付けることもできないため注意が必要です。
既に使われている屋号かどうか調べる
既に使われている屋号を使用しても問題はありませんが、同じ屋号を持つ個人事業主や企業名がある屋号は避けた方が良いでしょう。検索エンジンで付けたい屋号名で検索してみることをおすすめします。
また、付けたい屋号名が商標登録されている場合は、その屋号を付けることが禁止されています。オンライン登記情報検索サービスや、特許情報プラットフォーム、法人番号公表サイト、登記・供託オンライン申請システムなどで商号調査をするのがおすすめです。
出典:オンライン登記情報検索サービス|法務省
参照:https://www.moj.go.jp/MINJI/minji06_00076.html
出典:特許情報プラットフォーム|独立行政法人工業所有権情報・研修館
参照:https://www.j-platpat.inpit.go.jp/
出典:法人番号公表サイト|国税庁
参照:https://www.houjin-bangou.nta.go.jp/
出典:登記・供託オンライン申請システム|登記ねっと 供託ねっと
参照:https://www.touki-kyoutaku-online.moj.go.jp/index.html
屋号を変更する方法
屋号を変更したい場合は、毎年行う確定申告書に新しい屋号名を記載するだけで屋号変更が完了します。税務署で特別に手続きをする必要はありません。
屋号は簡単に変更ができますが屋号を付ける目的は社会的信用を得たり、クライアントに覚えてもらいやすくするためです。何回も屋号を変更するとクライアントの信用を失いかねないため、本当に変える必要があるかじっくり考えてから変更しましょう。
フリーランスのエンジニアになったら屋号も考えてみよう
フリーランスエンジニアが屋号を持てば、信用が上がり仕事に繋がりやすくなったり、屋号付きの銀行口座を開設できたりするなど多くのメリットがあります。
ただし、ポイントを押さえていない屋号を付けると、せっかく付けた屋号が効果を発揮できず意味のないものになってしまいます。
フリーランスエンジニアになったら、本記事で紹介したポイントを守りながら屋号を考えてみましょう。
【著者】
東京ITカレッジで講師をしています。
Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。Workteria(旧 Works)ではみなさまのお役に立つ情報を発信しています。
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